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「ちりとてちん」は最高傑作?

 「ちりとてちん」。
欠かさず観ているが、わたしのなかで歴代朝ドラ最高傑作になってしまった。。。
もちろん昭和のドラマ黄金期はおもしろいものがあっただろうが、そのころ朝ドラは観ていないし、少なくともNHKに限らずドラマ冬の時代であるこの十数年においては、もうダントツだ。「ちゅらさん」もよかったが、遠く追い抜いてしまった。。。

 「ちりとてちん」は脚本が素晴らしく、はりめぐらされた伏線といい、まるで漫才を観ているような軽妙で笑えるやりとりといい、ずっとこりゃ最高だなーと思ってはいたのだが、確信したのは先週、渡瀬恒彦演じる師匠が他界するところの演出を観たときである。正直、実際の漫才でもそうであるように、テンポの速さが魅力であるこのドラマで、師匠の余生があとわずかと知ってからの回想シーンの多さにがっかりしていたのだが、先週最後の2回を観て、それまでの時間稼ぎのかったるさなど吹き飛ぶくらい感動した。
 例によって伏線はずっと前からはってあったわけで、「~にぎやかにやってまいります、その道中の陽気なこと!」という師匠の語り、落語の語りの一部が頻繁に出てきていたわけだが、他界した師匠が地獄を楽しそうに歩いて、目の前に絶妙のカメラワークで映し出される寄席の会場を前にこの台詞回しを決めて終わった最後の回の演出はお見事としかいいようがない。涙が止まらないくらい感動したが、ドラマをみてこれほど心地よい感動を味わったのは久しぶりである。

 落語のネタが劇中劇で演じられたり、毎週毎週何かのネタとかけて話が進んだり、登場人物の名前にすべて由来があったり、それ以外にも過去のNHK朝ドラと全く異なる演出や仕掛けが用意されていて、感心するところしきりだが、何よりも「おもろい!」。これに尽きるw。 落語には詳しくないわたしだが、これはぜひ寄席にいってみようとそういう気になるし、実際そういうひとは多いだろう。ちなみに、ドラマでも出てくる上方落語の悲願であった常打ち小屋が現在の「繁盛亭「」になるわけだが、電車で10分とかからないところにある^^。 
 この繁盛亭、ほとんど年中無休のうえに昼の部と夜の部があるのに、昼間から満員である。夜の部などはチケットをとるのも大変なくらいだ。「ちりとてちん」でも出てきたように、「採算があわん!」と見送られてきたのだろうが、別に落語ブームでもない昨今にこれだけ毎日超満員というのは、誰が想像しただろうか?
 
 春になったら「繁盛亭」に絶対いこうっと思ったわしであるw

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ニッポン解散

 日本人の神経を疑うことばかり起きる。
 赤福が営業を再開した初日に開店前から行列ができた。わたしも伊勢には親戚がいるし、赤福は好物だけれども、売れ残りからあんこだけ取り出して再生産するなどと気持ち悪いものを食わされていたくせに、営業再開初日から並ぶというその神経が信じられない・・・。主食ならともかくお菓子でありなくたって困らない贅沢品である。普通は、しばらく様子を見てからにするのでは?しかし、もっと驚いたことがある。暗い内から並んでいたのに買えなかったとがっかりした客がいる一方で、なんと100個も買っていった客がいたそうな。どこの阿呆が100個買っていったかは別として、赤福の経営者の非常識さは全然修正されていないじゃないか!あれだけの事件を起こしながら、この寒いのに朝から並んでくれる有り難い客が大勢いたら、大体の人数を計算して、なるべく全員に行き渡るよう、ひとり○個までと数量制限するのが常識であろう。お客様に対する配慮が欠けていることにまったくきづかないのだから、また同じことを繰り返すのは必定だ。

 中国の輸入食品の事件についても信じられない事態になっている。原因がわからない今現在、中国を糾弾するつもりはないが、原因がわからないからこそ、総理大臣をヘッドとした対策本部を即時設けるのが常識だろう。大地震やテロと同じで、大量の国民の安全に関わる事態なのだから、常識というか、行政府の義務じゃないだろうか。憲法をもちだすまでもなく、国家の最大の仕事、国家の国家たるゆえんは、国民の生命と財産を守ることにあるわけで、そのかたほうが脅かされている以上、テロ対策くらいの重大度で取り組むのは当たり前じゃないか。それを中国との友好関係をことさら刺激したくないという平和ボケどもの理屈で後回しにしてたのでは、もはや国とはいえない。国家をあげて犯人捜しをするのが義務なのに、誰とも喧嘩をしたくないから、むしろ犯人捜しを避けているのだ。小泉&安倍なら対応は違ったろうが、福田はもちろん野党第一党の小沢や菅でも同じだろう。親中派は結構だが、それとこれとは別問題。国民の安全すら守る気がないなら、衆議院じゃなくて日本を解散しろといいたい。

まあ、そういうことで日本人の感性はもはや墜ちるところまで墜ちたとわたしは思っている。

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