この数日、報道番組や新聞を読んでると「やはり誰もがそう思ったか」と思わず苦笑いしたツッコミが出ている。
すなわち、福田が五輪開会時に中国首脳と会談したときに言った言葉。
「餃子事件は<国民の関心が高いから>ちゃんと対処してほしい」
斎木アジア大洋州局長が北との実務者会議で言った言葉。
「拉致被害者の問題は<国民の関心が高いから>きちんと対処して欲しい」
太田農水大臣がTVで言った言葉。
「<消費者がやかましいから>食の安全の問題は徹底的にやっていく」
等々。
正確ではないが、<>のところだけが問題なので関係ない。
要するに、政治家、官僚にとって、拉致事件も毒餃子も産地偽装などの食の問題も、自分自身はまったく関心がない、他人事としか考えていないということがよくわかる。福田が国民目線とかふざけたことを言った時点でかなり頭にきたが、自ら本音をさらしたというべきか。こういうことは、普段から意識のなかにあるから何げに出てくる言葉であって、いわゆる失言の類には入らない。
ではもし彼らがまっとうな感覚を持っていればどう発言したか?
国民の関心が高かろうが低かろうが全然関係ない。
「餃子事件は、わが国の国民の命や健康に関わることだからちゃんと対処してほしい」
「拉致被害者の問題はわが国の国民の生命に関わる事件だからきちんと対処して欲しい」
当然こうだろう。首相にしても外務省のトップにしても、公僕として国を守る、国民の安全を守ることが自分たちの使命だという普通の認識があれば、自然にこういう発言になるはずだ。こういう風に言ったから効果があるとかないとかの問題ではない。日本政治のトップたちに、当然あるべき意識が全く欠落していることが問題なのである。ここが諸外国の首脳との決定的な違いである。
拉致にいたっては、北との約束を守って被害者を帰すべきだったという福田とか加藤のような政治家が普通に存在する、しかもかれが政界で権力を握ってる。約束?好きで行ったのなら関係ないが、被害者は誘拐されたのである。「問題」じゃない。「国家犯罪」だ。何度も書いているが、アメリカであれば特殊部隊を送り込んで即座に奪回している。たとえそれで戦争状態になっても躊躇しないだろう。なぜなら、国民の生命を他国の脅威から守るのが国の使命という、当たり前で一番重要な意識を強く持っているからだ。またそうでなくては、多民族国家のアメリカをまとめることなどできない。アメリカだけではない。先進国から後進国にいたるまで、この意識だけは世界共通のものだ。日本だけである。誘拐犯人との約束を守れ、などと信じられないような意見が公然と出てくるのは。
最初の3つの発言を聞いたときにわたしは真っ先にここに書いたような感想を抱いた。そしておそらく、同じようなことを評論家その他が書くだろうと思っていた。でやはりそのとおりになっている。どんどん、叩いてやればいい。消費者目線などになれるわけがない。国民の目線など到底無理。それができるのは民間出身の一部の議員くらいなものだろう。そうした人間には権力がないのが余りに悲しいが。
繰り返すが「失言」じゃないよ。
失言だったら、訂正してみんなすぐ忘れてしまう。
彼らの本音を示す言葉だから皆さん絶対に忘れないように^^
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